







郊外の田んぼ1反分の広い敷地に対して、安心感とコンパクトな生活動線が求められた。 外周はRCの壁で閉鎖的な表情だが、内部には3つの光庭があるため、明るさが広がり、風が抜ける。 部屋同士をつなぐ廊下や壁は少なく、光庭によって空間を分け、回遊性を生み出している。 光庭カーテンなどを開けているときは家全体に視線が広がり、奥行が生まれる。 カーテンを閉めれば、容易にプライバシーを保つこともできる。 内部のプランは都市のグリッドに対し、45度の角度を振ったグリッドで構成されている。 外周部に現れたギザギザが耐力壁を増やし、内部では方位感覚を惑わすことで感覚を研ぎ澄ませる。
| 所在地 | 岐阜県穂積市 |
|---|---|
| 構造規模 | 鉄筋コンクリート造+木造、平屋 |
| 延床面積 | 179㎡ |
| 協働設計 | 宇野享 |
| 構造設計 | 中野建築構造設計 中野稔久 |
| 施工 | 三栄建匠 |
| 竣工 | 2008年 |
| 写真 | 上田宏、(一部)多田ユウコ |
| 掲載 | 新建築住宅特集 2010年7月号 新建築創刊85周年記念 住宅10年 住まいの設計 2010年9/10月号 KJ 2010年4月号 Costruire 2010年9月号 |
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