PROCESS

設計監理料は国土交通省告示第15号に基づいて算出いたします。

ただし、住宅の場合は高額となってしまうため、安心して進められるよう打ち合わせ回数に応じた計算といたします。

これまで設計監理料は工事費や床面積から算出されることが一般的でした。

しかし、実際の作業量は必ずしもそれらに比例するわけではありません。

むしろプロジェクトの性格によって打ち合わせ回数が違うことが、大きく影響します。

 

また、いつどういう内容の打ち合わせがあるか目安を示すことが、クライアントの安心とプロジェクトの順調な進捗につながると考えました。

 

そこで私たちの事務所では、基準となる打ち合わせ進捗モデルを作成し、打ち合わせの度に少しずつ設計監理料をいただくことにしました。

分割払いとも言えますし、高額な設計契約を結ぶことにご不安がある方も安心して少しずつ設計を進められます。途中解約も可能です。

 

細かいことはおまかせという方は、金額をだいぶ抑えられます。

こだわりのある部分に絞って検討をしっかり行いたい方は、これまでの設計料と同額程度になります。

すべてにおいてこだわりたい方は、打ち合わせ回数が多くなり設計料は多少かかりますが、納得の行くまで検討ができますし、私たちに負担をかけるのではという気遣いも不要です。

 

まずはお気軽にご相談ください。

初回は無料です。

以下は延床面積120㎡程度、工事費4,000万程度、木造2階建ての専用住宅の場合の打ち合わせモデルです。

ここから大きく外れる案件については個別にご提示いたします。


設計打ち合わせは相談料というよりデザインや性能の検討、資料作成にかかる費用が主です。

50枚程度の実施図面作成料と確認申請書作成料が含まれています。


1〜3回目の打ち合わせ後に設計監理契約を結びます。

打ち合わせは3〜4週に一度のペースで行います。

上記、※省略可を除くと合計200万円、省略可を含めても260万円です。

打ち合わせをさらに増やすと1回につき20万かかりますが、必要に応じた資料をご用意いたします。

設備機器や仕上げ等をおまかせにすれば、さらに金額を抑えることも可能です。

 

 

基本的に日程調整や緊急事態以外でのメール、SNS、電話での打ち合わせは行いません。

お互いの顔を見ながら打ち合わせを進めます。オンライン打ち合わせは可能です。

 

初回ご提案以外、打ち合わせ資料は前日までにメールでお送りいたしますので、事前にご質問やご要望を検討し、極力打ち合わせ時に決定できるように準備いたします。

 

 

 

着工後は現場打ち合わせ1回につき5万円ですが、支払い手間を減らすため月に1度程度、4回分20万円いただきます。

月1回程度はクライアントも交えた全体定例です。

残り月3回程度は監督と設計者による個別定例ですので、メールで写真をお送りし、進捗をご報告いたします。

工期は6〜7ヶ月程度ですので、打ち合わせ回数は24〜28回が一般的です。

監理は現場打ち合わせ以外にも施工者が描く大量の施工図チェックや納まり検討、検査対応、竣工図作成業務があり、それらの費用も以下に含まれます。

上記、現場打ち合わせ25回の場合の監理料合計は125万円です。


規模が小さい場合は工期が短く、規模が大きい場合は長くなるのに伴い打ち合わせ回数も変わります。

また、工事費が極端に安い工務店は段取りが悪い場合が多く、工期が長く打ち合わせ回数が増える傾向があります。


現場段階にて軽微な設計変更のご要望がある場合も打ち合わせ1回につき5万円です。

図面の大幅な描き直し、構造計算や確認申請の変更等が発生する場合はその都度、設計料のお見積りをいたします。


上記の設計料と監理料の合計は以下の通りです。

省略可な設計打ち合わせを除くと、合計325万円

省略可な設計打ち合わせを含めると、合計385万円

設計打ち合わせを3回追加すると、合計445万円

現場打ち合わせも3回追加すると、合計460万円


工事費4000万の10%が設計料だと考えると400万円、12%とすると480万円ですので、ほぼ同額か打ち合わせ回数によって安くも高くもなります。


上記はいずれも消費税は別途です。


2階建て木造住宅の場合、設計監理料に以下が含まれます。

・確認申請、中間検査、完了検査 手続き代行料

・構造計算料

・片道1時間以内の交通費


以下は別途費用がかかります。内容に応じてお見積いたします。

・木造3階建て、鉄筋コンクリート造、鉄骨造、大規模木造の構造計算料

・長期優良住宅申請

・市街化調整区域の建築許可申請

・宅造申請、開発申請

・各補助金申請


以下は設計監理料に含みません。

・確認申請、中間検査、完了検査 審査料(審査機関へお支払い)

・地盤調査費(調査会社へお支払い)

・測量(土地家屋調査士へお支払い)

・登記(土地家屋調査士や司法書士へお支払い)


完成時に私たちの広報のために行う内覧会、竣工後の雑誌掲載、賞の現地審査等にご協力いただける方はお引渡し時に20万円キャッシュバックいたします。


竣工後の不具合は基本的に工務店が行いますが、設計者による現地調査が必要な場合は1回につき2万円いただきます。